二人目不妊と授乳(漢方治療は、断乳・卒乳の後に)

「授乳をしながら、漢方薬で不妊治療をしたい・・・」
というご依頼を、しばしば受けることがあります。

当薬局の回答は、「断乳(或いは卒乳)してからにしましょう」です。

たしかに、授乳中に 二人目を妊娠する人もいます。

しかしながら、授乳中は「プロラクチン(ホルモン)」が分泌されています。
その状態は、非常に妊娠しにくい状態です。
二人目不妊の、大きな誘因でもあります。

「授乳は、妊娠のチャンスを自ら遠ざけてしまうこと」と変わりありません。

決して安価ではない、不妊治療です。

可能な限り、ベストな状態で治療に向き合っていただきたいと思います。


基礎体温表は、必須です

不妊症の漢方治療をされる方へ。

必ず、基礎体温表をお持ちください。
そして、基礎体温は、欠かさずお測りください。

現代医学に限らず、基礎体温表は漢方治療においても重要な情報源です。

低体温の方、低温期が安定しない方、二人目のお子さんができない方・・・

不妊のタイプも様々ですが、基礎体温は忠実に体の状態を映し出しています。

基礎体温の測定は、不妊治療に必要最低限な作業です。

当薬局は、基礎体温表や、糸練功(しれんこう)、あらゆる情報を元に、個々の方への適合処方を判断します。

漢方治療を始めると、基礎体温が理想的な二相性へ近づくことに気づかれるでしょう。

そうです、基礎体温はどれだけ妊娠しやすくなっているかのバロメーターでもあるのです。

ですから基礎体温は、キチンとお測りください。


不妊治療の年齢について

不妊治療のご依頼に際して、年齢上の限界があります。
卵子の質・量的な観点から、45歳を過ぎると治療効果は著しく下がります。

そのため、不妊治療のご依頼は、45歳 を上限とさせていただきます。